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知財情報:模倣品対策について

近年、大人気のハンドメイド雑貨。
アクセサリーやバッグ、陶器など、
ハンドメイドのものは、既製品にはない魅力があり、
百貨店での限定ショップやフリーマーケット、「minne」「creema」「メルカリ」などオンラインショップでよく目にします。
オンラインショップとSNSの連携は、個人事業をスタートさせやすく、新しいビジネス形態と拡がりをみせる中、模倣品トラブルが急増しています。
去年出会ったアクセサリー作家さんは、
インスタグラムのフォロワー数が1万超え。そのアクセサリーをみれば、「〇〇さんっぽい」というオリジナリティがあるため、マネっこが続出。
新作がでるとすぐに模倣されたアクセサリーパーツが販売されてしまいます。
「××はオリジナルデザインです。そっくりなものをみつけたらおしえてください」とSNSを通じてアナウンスしたところ、でてくるでてくる模倣品の数々。
模倣品業者に販売中止を通知しても無視されたり、なんら問題なしと一蹴されたり、模倣品を購入してしまった購入者方からオリジナルの作家さんを責める内容のコメントが届いたり、作家さんは苦しんでおられました。
特許・意匠・商標等、知的財産権は万能ではありませんし、またこれら権利を得るには費用が必要です。
が、模倣品対策には、意匠登録が有効ですし、ブランド名を商標登録することは基本です。
模倣品がでても仕方ないと放置してしまうと、作家さんのオリジナリティが希釈化されてしまいます。
模倣品にお困りのハンドメイド作家さんがおられたら、ぜひ、弁理士にご相談ください。
ちなみに著名ブランドの包装用リボンを使ってヘアアクセサリーにしたり、
著名ブランドのロゴをモチーフにしたネイルシールを「販売」する行為は、
商標権侵害、犯罪の可能性あり。ご注意を!!!
(2020年1月31日 弁理士 沖本周子)

知財情報:商標の審査状況

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて早速新年1回目の更新です。
先日当サイトをみて、お問合せくださったクライアント様から、
「商標の審査期間は3~4か月なのですか?」
との確認があり、
本日、慌てて商標の審査期間を「10~13か月」に修正いたしました。
そう、商標の審査期間は現在、ぐーーーんと遅くなっており、
お待たせする期間が長――――くなっております。
 
具体的な商標審査着手状況は、下記URLから確認できますので、
ご参照いただくとよいのですが、
みにいくたびに審査期間が延びに延びているような・・・(がんばって!特許庁さん!)
 
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/shinsa/status/cyakusyu.html
 
当サイトがオープンしたのは2017年なのですが、
その頃、商標の審査期間はなんと3~4か月だったのです。
わたしが知財業界に入ってかれこれ20年。
この頃の審査期間はたしか12か月前後で、
その後はぐんぐん早くなっていってたのに、
今はそのときよりも審査が遅い・・・ということになります。
 
理由は簡単です。
出願件数の急増です。
この急増感は弊所でも実感しているところ・・・。
 
特許庁は審査を急ぐ皆様に、「早期審査」をお勧めしていますが、
その早期審査も少しずつ遅くなっているような・・・
 
出願件数が増加しているということは、
権利が増加しているということです。
近年の権利者は権利意識が高く、自分の権利が侵害されていないかパトロールする権利者もいます。
新規ブランドの立ち上げ、新商品の名の検討に際し、
商標出願はこのような審査状況をご覚悟の上、ご検討ください。
 
(2020年1月6日 弁理士 沖本周子)

知財情報:外国出願の補助金情報です!

こちらを通じて、毎年ご案内している外国出願の補助金情報。
今年はご案内が遅くなってしまいましたが、ジェトロでの募集はこれから(6/24~7/29)ですので、いまからでも間に合います。
海外進出する前に、特許出願、商標登録を行うことはいまや常識!といえるのではないでしょうか。
「ジェトロでは、中小企業等の戦略的な外国出願を促進するため、外国への事業展開等を計画している中小企業等に対して、基礎となる出願(特許、実用新案、意匠、商標)と同内容の外国出願にかかる費用の半額を助成します。」
https://www.jetro.go.jp/services/ip_service_overseas_appli.html
興味を持たれた方は是非、応募資格等、チェックしていただき、ご検討を!
(2019年6月13日 弁理士 沖本周子)
 

知財情報:朝ドラまんぷくにみる知財の重要性と限界

すっかりご無沙汰してしまいました。
きょうは毎朝楽しみにみているNHK朝ドラ「まんぷく」をみて、感じるところを、弁理士目線で少し・・・
下町ロケットや陸王など特許権がドラマにちょくちょく登場するようになった昨今。
きょうの回での『本家まんぷくラーメン』に乗り込んだ萬平さんたちと偽物会社と揶揄されている会社社長とのやりとりは、演出はともかく、専門家目線でなかなかのリアリティがあります。もし萬平さんたちの代理人なら、正当な主張をおすすめして法的手段も辞さないとするだろうし、偽物会社側の代理人だったら、特許出願前からラーメンの開発をやっていて、商品化のめどが立っていたことを理由にその証拠がためをしつつ、強気の姿勢で・・・となるのかも。
これを特許法では「先使用権の抗弁」といいます。
きょうの展開は前回萬平さんがちゃんと特許出願していたことにたじろいでいたのに、なぜあんなに強気でいれるのか?と萬平さんが首をかしげていたので、明日以降の展開はわかりませんが、、、
このドラマでは、商標登録したと思われる
「まんぷくラーメン」を武器にまねっこ他社に対して警告を送った。ところ、先述の偽物会社以外は使用をやめるか業界から撤退したのに、なぜこの会社だけ・・・というようなくだりがありました。
これこそ、知的財産権の力であり、これこそ知的財産権の限界といえる事例かも。
権利は武器です。武器を持っていなければ、知財紛争に巻き込まれたとき、当然不利な状況に追い込まれます。
しかし、その武器は万能の武器ではない。強い武器もあれば、弱い武器もある。
どんな権利をどんな形でとるのか、
また権利の限界を知ることはとっても大切だと思います。
ちなみに現在は特許出願を特許庁に審査してほしいとき、『早期審査制度』があります。
また不正競争防止法も整備されていますから、フリーライドに対する対抗手段は増えているといえるでしょう。
朝ドラの続きが楽しみです。
(2019年2月25日 弁理士 沖本周子)

知財情報:最近感じること・商標

最近、ホームページをみて問い合わせくださるはじめてのお客様が増えています。また、しばらくご無沙汰していた方が、「商標出願しておこうと思うのだけど・・・」と問い合わせてくださいます。そのきっかけは、たとえばいままで問題なく使用していたメニューを近隣店舗で使用していることがわかった。商標出願中と表示されている。調べてほしい・・・という内容であったり、テレビ番組で紹介されることになった。権利化しておく必要はないでしょうか・・・という内容など様々ですが、、、これまで「権利」というと、だれかに「わたしの権利を侵害しないで!」と行使するイメージが先行して一般の人には敷居が高い印象だったところが、最近のクライアント様は、権利行使というよりは、自分の店舗名がだれかの権利を抵触していないか、突然店舗名が使えなくなるのは困るので、、、と防衛的に安心安全のためにリスクヘッジとして権利を取得しておきたいと考えるクライアント様が急増している実感があります。この考え方は、正しいと思います。新メニューを考案したとき、新店舗を出店されるとき、新商品を世に出すとき、だれかの権利を侵害していないか、、、配慮することで、そのあとのビジネスはスムーズに展開していけます。これは海外展開を検討されるときも同じです。そんなビジネスの一助として、知的財産を考えてみてはいかがでしょうか。

(2018年6月26日 弁理士 沖本周子)

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